食べ物関係の方言

・ すずこ【suzuko】

[すじこ,サケ・マスの卵巣の塩漬け]のこと。

女性の名前ではありません。発音に気をつけてください。「すずこ」はバラバラにするとイクラと呼びますが、すずこさんは…考えたくもありません。

例)「とうきびが黄色の宝石なら、すずこは赤い宝石の固まりだ。」

・ ときしらず【tokishirazu】

[春から初夏にかけて捕れるサケ]をさす。

サケのシーズンは秋。旬とは違う時期に捕れることからそう呼ばれたいます。

少し風情を感じるネーミング。

・ あきあじ【akiaji】

[秋に捕れるサケ]をさす。

なんと!アジのことではありません。流石、サケの水揚げ量No.1の北海道だからこそ、この時期の‘味’を表しているんですね。市場に行って、『アキアジ』の値札が着いたサケを見ても、「おじさん、間違えてるよ」なんて言わない様にしなくちゃ。
例)「あきあじはやっぱりバター焼きで食べたいな。」

・ どん【donn】

[ポップコーン]など、イネ科の穀物を高温にして破裂させたお菓子。
ボスのことではありません。どこかで聞いても、うっかり聞き逃してしまいそうです。どこからかドンドンという音が聞こえたらポップコーン屋さんが近くにあるかもしれませんね。
ちなみに、「どんぱ」と言うと、「同級生」を意味します。やはり聞き間違えには注意が必要です。

例)「どんはキャラメル味もいいけど、やっぱり基本はバター味だよね。」

・ ざんぎ【zanngi】
[鶏の唐揚げ,油で揚げたもの]のこと。

語源は中国語の「炸鶏(ザーチー)」(揚げた鶏)という説もあり、語源だけ聞くと、沖縄の言葉の様にも聞こえますね。北海道に限らず‘ざんぎ’という音が着く揚げ物があるようですが、北海道の居酒屋さんで唐揚げが食べたかったら、迷わず「ざんぎ」を注文しましょう。ちなみに、北海道のやきとり屋さんは「焼き鳥」屋とは限りません。

北海道で「焼き肉」=ジンギスカンを指すと言っても過言ではないことからも分かる様に、牛肉や鶏肉を食べる習慣があまりなかったのです。

やきとり屋さんに入ったのに、豚肉のメニューがあったとしても、ここは道産子流で注文してみましょう。新しい発見があるかも。

例)「鶏肉が食べたいなら、ざんぎを注文するといいよ。」

・ キトピロ【kitopiro】

[行者にんにく]をさす。

妖精のような名前でが、その語源はアイヌ語からという説が強いようです。

正直、行者にんにくを食べる事ってあまりない様な気がしますが、折角ですから、北海道を訪れた時には、キトピロ丼とかキトピロラーメンとか食べてみましょう。

北海道でキトピロが食べられるお店(食べログ)

キトピロは健康にも非常にいい食材です。