北海道弁

実際に北海道弁を使ってみましょう。もし北海道に行くようなことがあるなら、例文と、単語を活用して地元の人と実際にコミュニケーションもとってみたいものですよね。 自分で“5W1H”のカードを使ってゲームをしてみるのもいいかもしれません。 北海道弁と道産子に更に接近してみましょう。

「おばちゃん、そのるいべ、なんぼ?」

[るいべ]【ruibe】=キングサーモン,あきあじ(秋のサケ)を凍らせたもの

[なんぼ]【nannbo】=いくら

  値段が分からない時に使います。

「おろろ、今じゃらせんを持ち合わせてないので、端数はまけてちょっきりにしてくれる?」

[おろろ]【ororo】=おっとっと

何かと使い勝手がよさそうな言葉ですね。頻繁に使ってお茶目な感じをアピールしましょう。

[じゃらせん]【jarasenn】=小銭

小銭を持っていようがいまいが、値切り交渉はやってみるものです。 申し訳なさそうに、可愛げを出しながら、交渉してみましょう。 快く交渉に応じてくれたら、「したっけ、ありがとう!」と別れを惜しみましょう。

[ちょっきり]【chokkiri】=ちょうど,ぴったり

例)「いいかい。魔法はちょっきり12時できれてしまうからね。」

「ホテルの部屋のじょっぴんかった?」

[じょっぴん]【joppinn】=鍵

[かった]【katta】=(鍵などを)かける[かる]【karu】の過去形で

オートロックのホテルだけとは限りませんし、荷物が増えてきたらコインロッカーを使うことがあるかもしれません。確実にじょっぴんかってください。 折角のお土産が無くなっているかもしれませんから。

「やっぱり、北海道はなまらしばれるべ。しいたくべ!」

[なまら]【namara】=すごく,非常に

語源は「生半可」を意味する浜語(海岸沿いの地域で使われる方言)です。 語源から考えると、「中途半端」なようすを表していそうですが、現在の「全然」という言葉と同様の発展を遂げた、実は割と新しい言葉なのです。

もっと気持ちを込めたい時は「なんまら」と使います。

[しばれる]【shibareru】=厳しい冷え込み,寒さ

おなじみの北海道弁ですが、語尾に‘べ’を付けて、更にネイティブな表現にしてみましょう。

[べ]【be】=ぞ,よ,〜しようか。類義語)[だべ]【dabe】=〜でしょう。

どちらも語尾に付けます。

[しい]【shii】=火

このことから、「しいをたく」=「火を焚く」、つまり「暖房(機具)を入れる」という意訳となります。

「んだ、んだ。」

【nnda,nnda】そうだね

話題になった朝ドラでも、連発されていましたね。北海道以外でも使われていますが、非常に簡単に雰囲気を出すことのできる相づちです。

「なんもなんも」(お礼の返事)のように、さりげなく使って、周りの空気にとけ込みましょう。