・ おやじ【oyaji】
[ヒグマ]のこと。「山親爺」と表記することもある。
いったいどういう事なんだろう。「おやじ」が「ヒグマ」なら、「ヒグマ」
「おやじ」?…お父さんヒグマだったの?!
騙されているのだろうか…あれ?ヒグマってキツネだったのか?!?!
え?!お父さんがキタキツネだったの?!
例)「鈴はおやじには会わない為のお守りなんだ。」
・ ぶすいろ〔附子色,付子色〕【busuiro】
[青あざの色]をさす。
そもそも、附子とはトリカブトのことで、その花の色は紫色をしており、そこから内出血の色をぶす色と呼ぶようです。
内出血するような無様な動きをする、鈍臭くて眼も当てられないようなやつだ、というわけではありませんから、「ぶす色出来てるよ。」と反笑いで言われても、「人生には山も谷もあるのだ」としれっとしていて大丈夫です。
それに、附子の花の色は綺麗ですから!
・ いたましい【itamashii】
[もったいない]という意味。
“いたましい事件”とは違いますから、前後関係に注意して聞いてみましょう。“MOTTAINAI”は日本の美学です。北海道で「いたましいことするね」なんて言われないようにしましょう。
例)「タラバガニ残すなんていたましいよ」殻まで食べたら褒めてくれるかも。
・ こわい【kowai】
[痛い]ようす。
北海道出身の方がこわがっていたら、気をつけてあげるとよさそうですね。
逆に、意味を知らずに、「こわい、こわい」と言っていると、道産子に心配かけてしまいますから、使用時には十分注意が必要です。
でも、どっちにしたても、言わなきゃいけない時には思いきって口に出しましょう。どちらにしても、心配してくれるはずです。
類義語)「いずい」【izui】
[(身体の一部に何かがふれて)不快,違和感がある]ようす。
例)「眼にゴミが入っていずい」
コンタクトがゴロゴロする時などにも使えます。
例)「タラバガニの殻まで食べたせいか、お腹がこわいんです。」
・ きかない【kikanai】
[ワンパク,健康,乱暴]であるさま。
「言う事を聞かない」「気が利かない」から派生したようで、北海道に意外にも似たような言葉に進化しているようです。
なににつけても、人の話はよく聞かなければなりませんね。
例)「殻まで食べるとは、きかないことをしたものだね。」