北海道の方言は海沿いと内陸部でかなり、言葉が違うそうです。また、札幌ではあまり方言はなく、標準語で話している人が多いとか?
沿岸部に住んでいる人が札幌の人と話すと言葉が通じなく、ショックを受けることもあるそうです。
南部は限りなく「東北」の言葉に近いといいます。それでは、以下に北海道の方言をご紹介していきます。
【あつぁー】 「驚き~!」的な女子高生が良く連発しそうな響きがします。
【ぐちゃらこ】 「おっす!」対してこちらは男子高校生が使いそうな言葉、初めて聞いた人はこれが
まさか挨拶とは思わないでしょうね。
【あーやん】 おかあさんのこと、柔らかく親しみやすいお母さんを想像してしまいます。
【ぉぃどん】 自分・私。これは北海道というより九州っぽい響き、西郷さんを思い出します。
【ふないれま】 漁港。なんとなくニュアンス的に船を入れるとこ?みたいな感じが伝わる言葉ですね。
【ほんずけない】訳わからない、意味不明など。例「彼の説明はいつも、ほんずけない。」
【よくたかり】 欲張り。欲にたかる、方言でなくとも十分意味の通る言葉です。欲張りより欲深さを感じます。
【やっとかめ】 ようやく、ひさしぶり。「やっと」という言葉で時間が経過していることは表現できていますが
後ろの「かめ」の語源は不明だそうです。
●電話で久しぶりに話すお年寄りの会話(丁寧語の過去形)
太郎:もしもし、おばんでした、一郎さんのお宅でしたか?太郎でしたぁ、ご無沙汰してましたぁ
一郎:いや~いやいや太郎さんでないのぉ、おばんでした一郎でした。
太郎:いや~いやいや、ほんとにご無沙汰してました~
上記を標準語にすると…
太郎:もしもし、こんばんは一郎さんのおたくでしょうか?太郎ですご無沙汰してます
一郎:あら、太郎さん、こんばんはいちろうです。
太郎:あら、ほんとにご無沙汰してました
何だか標準語にすると味もそっけもない感じになりますね。
ちなみに朝の遅い時間には「おはようございました」ということも結構あるそうです、北海道の方言を知らない人が聞いたら???っていう感じになっちゃうかもしれませんね。
丁寧語の過去形は文法としてはあっていないのかもしれませんが世界標準では「過去形」でしゃべることはより丁寧な表現になるそうです。
それに言葉って「文法」の問題よりも聞いていてどうか?の方が大切ですよね、丁寧語の過去形はなんだかとっても懐かしい温かい響きのある言葉ですね、これからも北海道のお年寄りの方たちには是非、この古き良き方言
を残していってもらいたいものです。