・ あごわかれ【agowakare】
[送別会]のこと。
なにも、あごでなくとも、かおわかれとかでもいいじゃないかと思いますが、ちゃんとした理由があります。
ニシンの漁を終えて、漁師たちの行う別れの宴会が語源で、“あご”は漁業に携わる人を指す、網子(あみこ→あこ)からきたようです。
厳密に訳すと、[漁師のお別れ会]てことですね。
・ ばんぺい〔番兵〕【bannpei】
[(子どもの)留守番]をさす。
例)「大丈夫!番兵は僕に任せて。」
なんとも頼もしいお留守番。
いや、“お”なんて付けたら失礼ですね。
そびえ立つ雪の壁を通り抜けた玄関先に、立派な番人の姿が見えてきそうです。
・ がっちゃき【gacchaki】
[痔]をさす。
単に「痔」と言うより、「がっちゃき」と言う方が、その辛さを人に伝えるにはよさそうですね。
「切れ痔」=「切れがっちゃき」、「いぼ痔」=「いぼがっちゃき」。
ついでに、「がっちゃく」という言葉は、「引っ掻く」という動詞を指します。
「がっちゃき」と「がっちゃく」のいい間違えには気を付けなければいけませんね。
例)「がっちゃきをがっちゃいちゃ駄目だよ。」
・ くまこく【kumakoku】
[必死になる]さま。
動詞に「くまる」(糸が絡まる様子)というものがあるので、「必死こく」と同じ様に、そこから派生したと、独断と偏見で考えてみました。
北海道だからクマ(熊)が関係あるのかと思いましたが、無関係のようですね。
・ ばくる【bakuru】
[交換する]こと。
「ぱくる【pakuru】」(盗むこと)と混同しない様に気をつけてください。
隣の席の人に「夕張メロンキャラメルと生キャラメルばくりっこしよ」と言われたら、快く交換して、二つの味を楽しみましょう。
あれ?“交換”と言えば「交換日記」は「バクリダイアリー」て言うのかな…
例)「ハスカップでは夕張メロンとはばぐれないよ。」