道内では共通の言葉たち

どの地域でも方言はあるわけで、旅先なんかで方言を耳にすると、何を言っているのかわからないこともあるのですが、話す言葉にも地域の特性が表れているように思うし、旅行していると実感できて嬉しくもあり楽しくもありますね^^

そうそう、方言と言えば、地域ごとに同じ方言が使われているように思っている人も多いかと思いますが、そんなことはなかったりするんですよ!
同じ県内でも西と東で違ったりするし、北海道は広いから地域によって違ったりします。
北海道が道南、道央、道北、道東の大きく分けて4つの地域にわかれるのはみなさん知っていることと思いますが、その地域によって違うし、海沿いと内陸とでも違うし、道南は特に訛りが強かったりします。これは、道南地方が港町なのと、青森からの移住者が多く津軽弁と混ざっているからなのだとか・・・。

札幌や旭川、帯広と言った内陸地方は、わりと標準語に近い地域です。なので、標準語を話しているつもりでいるみたいです。
だけどそれは北海道の人に限らないはず。自分が生まれてからずーっと話している言葉は標準語だと思ってしまいますよね^^
“通じなくてビックリ!”なんてよくあることですよ~(笑)

北海道のなかだけでも方言に微妙に違いがあるのですが、もちろん共通の言葉もあります。
「とても」という意味の「なまら」は、わりと知っている人も多いし、北海道で共通で使われている言葉。「おはようございました」や「おばんでした」も道内では共通で使われている挨拶ですね^^
挨拶といえば「さようなら」という意味の「したっけ」も道内で幅広い年代の人が使っていますが、函館のほうでは「せばね~」や「したらばね~」と言ったりしています。

他には「ゴミを捨てる」という意味の「ゴミをなげる」や、「お米を浸す」という意味の「お米をうるかす」、「雪をはらい落す」という意味の「雪をほろう」なんかも共通ですね^^
“なげる”なんて言われたら“投げる”のかと思ってビックリするし、“うるかす”や“ほろう”なんかは、“?”が飛び交いそうだけど、北海道では当たり前に使われている言葉たち。

こういった言葉たちを恥ずかしく感じて標準語に直してしまう人もいるようです^^;
まぁ、時と場合により、標準語を使わないといけない時もありますが、私としては慣れ親しんだ言葉をムリになおしたりせず使い続けてもらいたいものです^^
話す言葉も個性!恥ずかしことなんてないですよ~♪